C-2「賢者の石持つ者の戦い」
朱子 時間稼ぎさえしてくれたら・・・。
七志 いえ、それは駄目です。まちなさい、朱子さん。
朱子 止められたので、やめましょう。
素直 それでは・・・いいのかな?
彩 それにしても・・・あなたの弟子は好戦的だねぇ。
七志 はい(即答)
一同 (大爆笑)
GM では、改めまして、戦闘を開始させて頂きます。
素直 はい、15・・・。
GM いえ、18です。
七志 早えぇ―――。
素直 卓人以外、全員、同一エンゲージで、いいのだよね?・・・では、セットアップフェイズに《重力の城》を宣言します。
七志 (突然)しまった―――もう、ダメだ―――!《万色の檻》が使えねぇ(侵食率が)怖くて〜〜〜(爆笑)
GM (面々の宣言を確認して)それでは、いきまーす。《血族》《封印の呪》《スターダストレイン》《主の右腕》《主の恩恵》《光の弓》。
七志 うわぁ。
GM で、《Dロイス:賢者の石》発動・・・命中は42。
素直 これって、範囲攻撃?
GM いや、シーン全体攻撃。
素直 ほら、全員だ全員・・・ごめん、みんな、タイタス使って(←カバーリングできない)
《紅き眼の君》の左眼・・・《賢者の石》が、一際眩い光を放つ。そして、天に差し出された右手の平。そこから放たれる無数の紅き光の矢は、かの君に敵対する、全ての者を打ち滅ぼさんと、無慈悲に降り注ぐ。
彩 ・・・ここは、冒険してみるさ。《命の盾》《ファクトリー》!
七志 いのちのたて〜〜〜!?(笑)
《命の盾》とは、周囲にいる虫たちを集めて壁となし、攻撃を受けさせる・・・と言う、非常に動物虐待的な(笑)防御エフェクトです。
七志 このひと―――(笑)
素直 ヒハハハハ―――(笑)
朱子 では、私は普通に回避します。侵食率99なので、《リザレクト》があるんですよ(笑)
七志 いいなぁ、それ。
卓人 (コロコロ)30・・・(コロコロ)40・・・。
GM おっ、頑張っている人がいる。
死をもたらす、無数の紅き光の矢。しかし、その時の卓人には、VTRをコマ送りしているかのような速さにしか、感じなかった・・・。
卓人 (コロコロ)・・・50・・・。
七志 避けた―――!?
卓人 ・・・56・・・回避。
GM おぉ。
七志 愛の力で避けたか―――。
彩 (コロコロ)目標値は・・・42?・・・避けた!
勇次 おぉ、この子も。
彩 なんか、いろんなものが這ってきて・・・・ブワァっと。まぁ、洞窟の中だし、ネズミとか虫とか、いっぱいいるから〜〜〜。
一同 (爆笑)
この光景は・・・あまり、想像しない方が、身のためです(苦笑)
七志 あぁ、彩さんの周りが、凄いことになっている―――。
さて、残りの面々の結果ですが、素直は回避成功。朱子は(予定通り)回避失敗で、《リザレクト》により復活。勇次と七志が直撃を受けます。一撃即死のダメージを受けた二人。しかし、彼らの《人》としての思いが、レネゲイドを活性化。死の縁から、二人を引き戻します。
ここで、改めて《ロイス》と言うシステムについて説明しておきましょう。
『ロイス』とは、そのキャラクターを《日常》に繋ぎ止める、言うならば《絆》の事を表します。親しい人物、許しえない敵、まれに、固執している物品などなど。そのキャラクターを人間たらしめている何かが、ロイスとして表現されます。
次に、ロイスの関係にある人物(あるいは物品)との関係が、著しく変化してしまった時・・・例えば、信じていた人物に裏切られた時、あるいは、大切にしていた何かが永遠に失われた時など・・・に、ロイスは『タイタス』に変化します。
このタイタスは《昇華》される事で、そのキャラクターに有利なボーナス・・・例えば、死亡が確定した状態から復活するなど・・・を与えます。ですが、代償として、《昇華》されたロイスの対象とは、それまでの強い《絆》・・・縁を失う事になります・・・。
ちなみに、タイタスの昇華の回数制限と言うものはありません。だからと言って、全てのロイスをタイタスに換えてしまうような事をすると、後で大変な事になります・・・。
GM みんな耐えたのね。では・・・。
紅き眼の君(GM)「なに、我が《死滅の紅き雨》を受けて、まだ立っているだと?」
七志 まぁ、真っ黒こげではありますが。「ここで倒れてしまうと、残された妹たちに、申し訳ないものでして・・・うぅ、痛いです」
紅き眼の君(GM)「貴様ら・・・いったい、何者なのだ!?」
七志 「いやぁ、ただ者ですが?」
GM ・・・。
一同 ・・・。
素直 ・・・さぁて、つぎ15で・・・いいのかな?
一同 (大爆笑)