第二ラウンド

 

 セットアップセグメントでは、前のラウンドと同様に、七志が《万色の檻》、素直が《重力の城》、土屋が《重力の沼》の使用を宣言。と、同時に、先のラウンドに受けた《茨の輪》の影響で、土屋が4点の実ダメージを受けます。

 イニシアチブによる行動順は変わらず、最初に行動するのは、やはり、土屋でした。マイナーアクションで《暗黒の衣》を宣言、その装甲を増強します。そして、攻撃の矛先は、やはり、勇次へ・・・。

 

素直(勇次に)回避、できないよね?こっちで《カバーリング》する・・・(GMに)何点のダメージ?

GM うん、30。

素直 30!(うろたえつつ)ちょ、ちょっと待って。ちょっと、計算させて!

勇次 すまんのぅ。

素直(計算を終え)OKOK、わかった。《練成の掟》・・・。

 

 素直のカバーリングは、先のラウンドのコンボから《ダークマター》を外した状態・・・それでも、その達成値は38。土屋の渾身の一撃を2度も受け止めたのでした。

 続いて、彩の攻撃(先のコンボから《茨の輪》のみ外した状態)は、(実は)回避能力の低い土屋に命中。一撃の威力は小さいものの、装甲を無視するその攻撃により、土屋の生命力を徐々に奪い取っていきます。

 

GM では、こちらの番ね。

 

 手番の由比は、自らの従者を一切動かさず・・・。

 

GM ・・・《血族》《血の呪縛》《苦痛の矢》《ポイズンフォッグ》・・・。

素直 もしかして、範囲攻撃

GM うん、範囲攻撃だよ?そして、命中達成値は30。

 

 攻撃対象は、卓人・勇次・土屋のエンゲージ。範囲攻撃のため、素直が《カバーリング》に入ることができません。この、由比の放った鮮血の矢による攻撃を、卓人は神業の如く避けますが・・・。

 

素直 (勇次の判定結果を見て)回避は失敗しました。

GM では、ダメージはあげないけど・・・回避がマイナス6D。

七志 もう、避けれねぇ。

素直 なんら、問題はない(←受けるから)

GM 加えて、次の行動のクリティカル値が+1されます。

卓人 それも、問題だ・・・。

素直 次の行動だけね?・・・微妙に問題だなぁ。

 

 次の手番は、七志です。

七志 と、いうわけで、貧乳を狙ってください

GM 貧乳言うな―――!

素直 だから、『ドリル』だって(笑)

勇次 ドリルでも縦ロールでも、なんでもいいって・・・。

 

 七志の行動は、前ラウンドと完全に同じコンボとなり、卓人・勇次・朱子の3人が、対象となります。

 勇次は、土屋へ攻撃。その攻撃は、鉄壁の竜鱗に包まれた土屋の皮膚を深く切り裂き、大ダメージを与えます。

 そして、続く、卓人の攻撃は・・・。

 

七志 (卓人に)これで、倒さないと、彼女を助けられませんよ?

卓人 わかっている・・・(コロコロ)49発のダメージ。

GM そのダメージは・・・では、余裕で受けるつもりが、その銀色のナイフは竜の鱗の装甲をもやすやすと貫くわけだ・・・。

土屋(GM)「な、なに、馬鹿な!?」

卓人 では、そのまま、叩き切ります。

勇次 と、取られた!?(←土屋との因縁が一番強い人)

 

「何やってるんです、先生!?」

苦々しげに叫ぶ由比。

 しかし、それに答える事もなく、《ザ:カラミティ》と呼ばれた、FHエージェントの男は、その場に崩れ落ちた・・・。

 

勇次 取られた〜〜〜!!(笑)

素直 よし、あと2ラウンドで終わる。

 

 そして、ラウンド最後。由比とエンゲージした朱子は、その赫き剣を由比目掛けて振り下ろす・・・しかし、それまで、微動だにしなかった従者によりカバーリングされます。その一撃で従者を倒すものの、結果として、由比には傷一つ付けることが出来ませんでした。

 

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