第一ラウンド

 

各々の初期配置は、エネミー側は、土屋が前衛、由比が後方に下がり、その由比の前面を守るように従者。一方、PC側は、卓人&勇次の白兵戦に長けた二人が、土屋と同一エンゲージに入ります。いま一人の白兵戦タイプである朱子は、由比のエンゲージへ回り込めるポジションを取ります。一方、射撃戦タイプの彩は、土屋・由比を共に射撃可能な位置。防御担当の素直は、卓人&勇次をサポートすべく、同一エンゲージへ。攻撃支援担当の七志は、後方に陣取りました。

 

セットアップセグメント

GM 何かやる人―――?

素直&七志 はい〜〜〜(笑)

素直 はい、《重力の城》(防御集中のためのエフェクト)の発動を宣言します。

七志 《万食の檻》(能力増幅のためのエフェクト)の発動を宣言します。

GM ・・・《重力の沼》の発動を宣言します。

七志 いやぁん。

 どんな効果だっけ?

素直 セカンドアクション(以下SA)が宣言できなくなります。

卓人&七志 気にしないっす〜〜〜。

朱子 それって、誰に対してですか?

GM ここにいる人全員。

朱子 えぇ!?やめて!SAなくなると、ただ、殴るだけになるんですよ(泣)

 じゃぁ・・・一通り終わったようだから、15からかい?

GM そうですね、では、始めましょうか。

 

イニシアチブ〜メイン〜チェックセグメント

七志 全身全霊を込めて、応援します(笑)

 では、一番最初に行動するわ。このパーティの中では一番早そうだ。

GM では、15 14 13・・・。

 では、土屋に対し

て・・・。

GM ・・・あっ。

 

彩のイニシアチブ値は12。しかし、この場にいるオーヴァード8名の内、最もイニシアチブ値が高かったのは、《ザ:カラミティ》土屋の13なのでした。

 

素直 こいつはよ―――!(爆笑)

七志 ぬかよろこび―――。

GM 先生、加速(バロールの《フェザーライト》)してたの忘れてた・・・エンゲージは、卓人と勇次ね・・・では、卓人に攻撃。

勇次 ・・・なめられてる〜〜〜(爆笑)

 ライバルなのに―――(笑)

勇次 このやろ―――!

GM ごめん、では、改めて、勇次という事で・・・《漆黒の拳》《魔王の理》《一角鬼》《獣の力》で攻撃、命中判定・・・達成値40!

卓人 装甲点無視ですし、普通なら受けると吹き飛びます。

素直 ここは、回避するべきと思われる。

勇次 了解・・・(コロコロ)

 

 土屋の放った重く鋭い漆黒の拳が、避けようとする勇次を確実に捕らえ・・・そして、その胸板を貫いた。しかし・・・。

 

《リザレクト》

 

 勇次の胸に、確実に穿たれたその傷跡は、メキメキと音を立てながら、見る間に塞がれていった。衣服に開いた、大きな傷跡だけが、その必殺の攻撃が現実の出来事である事を物語っている。

 

素直 さらに、《リザレクト》で回復した値分、侵食率も上昇する。

七志(勇次の振ったダイス目を見て)十点・・・なんて、りーずなぶる(笑)

GM では、土屋先生の行動、終わり。次、12の方。

 はい「紗枝の仇、きっちり、執らしてもらう!」と、いう事で《光の弓》《ピンポイントレーザー》《黒き明かり》《茨の輪》《ファクトリー》!

素直 こえぇ、超こえぇ・・・。

(コロコロ)・・・28! あと、HPを2点減らしておく(=Dロイス《対抗種》の効果宣言)。

 

 彩の指し示す指先に収束する光。その光は、レネゲイドを焼き滅ぼす、極細の矢となって・・・土屋を射抜く。

 

 ダメージは、3D+3・・・18!

素直 《ピンポイントレーザー》入っているから・・・。

 うん、装甲点無視。ダメージ入った?

GM 装甲点無視だから、さすがにねぇ・・・。

 では、《目眩》しておいて、毎ラウンド、クリンナップに4点ずつ実ダメージ喰らっておいて。

GM くらくら〜〜〜「ヤルジャネェカ!」

 「・・・これが、全力」

一同(爆笑)

 とりあえず、目眩してくれてよかったよ。《目眩》がどんな効果かは、知らないけど、悪い効果なのは、間違いないないから。あとは、地道に相手の身体を(《茨の輪》の効果で)侵食していくから。

 

 ちなみに、《目眩》の効果は、クリンナップセグメントまで持続する、2Dのダイスペナルティです。

 

素直 では、次だね?

GM うぃ。では11の方・・・由比だ。

七志&素直&朱子 早え―――。

勇次 どりる―――!

GM では、由比の攻撃・・・いや、攻撃はしません

卓人 従者で攻撃?

素直 いや、従者の攻撃力を増やすエフェクトを使うと思われる。

GM いえ・・・。

 

 由比は、動く素振りすら見せず、ただ、ニヤリと笑った。と、同時に、彼女の立つ地面が泡立ち・・・。

 

GM 従者が沸いてきました

素直 うわぁ、増えてる―――!?

朱子 なーるほど―――。

 と言うわけで、次、10ね。

七志 では、行きますよ〜〜〜。これ、使った方が、有効かと思われます・・・「あそこから攻めた方が良いと思われます」と、いい加減な指示を飛ばしてみます

素直(笑)《アドヴァイス》な。

七志 はい、えーと・・・《弱点看破》《天性のひらめき》《要の陣形》《妖精の手》そして、《アドヴァイス》。

素直 非常にロクでもない組み合わせだった気がする・・・。

 なんだかんだで、みんな、ロクでもない組み合わせになってるんでしょ?

七志 ・・・これに、《万色の檻》が加わって・・・(コロコロ)、と、言うわけで。攻撃力が2点上がりまして、クリティカル値が1減少。そして、ダイスが2個増えます。

素直 非常にロクでもなかろう・・・。

七志 対象は・・・。

 

この一見、いい加減としか思えない指示。しかし、勇次と卓人には、その意図が瞬時に理解できた。つまり、余裕を見せる土屋の・・・垣間見えたわずかな隙を、確実に指し示していたのだ。

 

七志 侵食率が痛い〜〜〜。

GM 次、10、9・・・。

勇次&素直 はーい。

素直 ちなみに、私は、既に行動済みです、以上(笑)

朱子 あれ、それって、動き止まるのですか?

素直 うん。

 

 エフェクト《重力の城》の付随効果です。

 

素直 俺って、防御専門だもん。ついでに言うと、《砂の結界》と言うすばらしいエフェクトがありまして、これは、行動済みでもカバーリングできるんです・・・ブラボー。しかも、リアクションは行動済みでも出来るんだ、ブラボー!

 

つまりは、自身に対してしか得られない《重力の城》の防御力を、《砂の結界》を用いることで、《カバーリング》として他者に用いることができる・・・コンボを組んでいるわけです。

 

勇次 では、次ですね・・・《雷の加護》《スタンボルト》《MAXボルテージ》。

素直 《ブレードマウント》も宣言しておいた方がいい。

勇次 では、《ブレードマウント》も。

七志 さぁ、今です。そこです、そこ!(《アドヴァイス》+《妖精の手》と言っている)。

勇次 あぁ、うるさい(笑)

 

 雷光に煌く刃が土屋に振り下ろされた。しかし・・・。

 

GM(土屋は)回避しません。

素直 では、3Dプラス・・・。

GM そこで、土屋は《復讐の刃》と宣言。

七志 ・・・切り返して来た―――。

素直 とりあえず、ダメージは入るよね?じゃぁ、3D+6のダメージ。

勇次(コロコロ)・・・21点。

GM では、今度こそ《竜鱗》。

 

 勇次の渾身の一撃は・・・しかし、土屋の身体に湧き出す様に現れた、竜の鱗と拮抗し、わずかに傷を与えるに留まった。

 

GM では、カウンター(コロコロ)。

素直 ・・・これ、リアクションできたよね?

GM ん?うん。

 

 《復讐の刃》の効果説明には「対象は、いかなる防御行動も行うことが出来ません」とあります。が、第三者からの《カバーリング》に対しては、特に記載がなかったので、ここでは、素直の《カバーリング》を容認する事としました。

ですが、イメージ的には、あり得ない様な気もしないではありません(肉薄する二人の間に割り込むわけですからねぇ)・・・もう、時効ですけれどね(苦笑)

 

GM 達成値は・・・26。

素直 OK。では、勇次に対して、《カバーリング》を宣言します。

 ダイス2個減らしてる?(←《黒き明かり》の効果)

GM あっ(←忘れてた)

素直 振り直せ―――。

GM ・・・あっ、《完全獣化の分も忘れてた(差し引きゼロ)

素直 この人は―――(笑)

勇次 ところで、ダメージ通った

素直 うん、1点だけ、通ってる。

勇次 じゃあ、《目眩になった(笑)

 やられたい放題だ(笑)

素直 では、宣言しますよ。《練成の掟》《グラビティガード》《ダークマター》《フォームチェンジ》《砂の結界》・・・そして、《クリスタルシールド》と《重力の城》・・・ハァハァ、12点(=上昇侵食率)。

 

 土屋の切り替えしの攻撃が勇次に炸裂する・・・かに見えた次の瞬間。二人の間に割り込んだ水晶の盾が、“災厄(カラミティ)”とまで言われる土屋の拳を・・・受け切った。

 

土屋(GM)「防キキッタダト!?」

素直 とりあえず皆さん、侵食率が100を超えたら、宣言してください。守ろっか、どうしようか、真剣に悩むんで。

七志 はい、超えてます!ガタガタガタガタ・・・。

素直 あのね、そろそろ、「ロイスを使って」とか、言い出しますので。

卓人 では・・・次、行きます。《インフィニティウェポン》《オウガバトル》《クリスタライズ》で・・・(コロコロ)・・・達成値は25。

GM うん・・・避けないよ?

素直 ダメージはいくつ?・・・ちょっと待って、彼(七志)がくれた、フザケたアドヴァイス》の分、足してる?

七志 ちゃんと、アドヴァイスしたでしょ!「《緋幻華御前》は、胸がおっきいから胸を狙え」って。

一同 (爆笑)

素直 なに、言ってるんですか!緋幻華御前のアイデンティティはドリルにあるんだから、ドリルが弱点なのですよ。

七志 そう、ドリルが弱点なのです!(笑)

素直 ・・・それで、装甲無視で何点(ダメージ)?

卓人 22点。

GM 痛てぇ―――。痛いから《黒星招来》。

 

 七志の指示を得て、必殺の急所打ちを放つ卓人。しかし、余裕を見せる土屋は、その切っ先に向かい掌をかざす。すると、そこに突如現れる漆黒の球体。卓人の渾身の一撃のエネルギーは、余す事なく、この漆黒の重力球に吸い取られていった。

 

七志 おぅ!?

素直 あぁ―――。

卓人 ?

素直 このダメージ、なかったことに。

卓人 ほぅ、《チャイ》か・・・。

 

 《チャイ》と言うエフェクトはありません。つまりは、サイバーパンクTRPG『トーキョーN◎VA』と言うシステムに、攻撃(だけではありませんが)を無効にする能力があるのです。

 

 では、9も終わりね?

朱子 では、行きます。・・・本当は、《夜魔の領域》を合わせて、セカンドアクションで攻撃するのが、正しいやり方なのですけれども・・・全然、動けないので・・・とりあえず、従者の方に殴りこみをかけたいのですが・・・。

七志&素直&GM 頑張れ〜〜〜。

GM では、エンゲージ間の移動になるので・・・移動して終わりだね。

朱子 は〜い(泣)

 

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