これは、聖暦０４４０年、惑星「深紅」に存在する南鳳大陸で勃発した統一戦争。 その歴史の裏で行われた「異法神」を復活せんとする「邪（フェルヒューズ）」と、 それを阻止しようとする者達・・・古代の超生命体「アーディオン」の力をその身に宿し、 この世に転生した「千の勇者」と呼ばれる者達の戦いの物語です。
　ＰＣたちは、この「千の勇者」として、その力の在りように苦悩しらがらも、 大切な人々のために「邪」と戦っているのです。 　ゲーム的には、「ロボットファンタジーもの」の分類となりますが、 戦闘時のここぞと言うときに（シナリオ上の最大の見せ場）に、 その身に「アーディオン」を降臨させ、その絶対的な力を持って、「邪」と戦っていきます。
　そんな「千の勇者」の人間としての姿は、様々です。基本的に「ファンタジー」ものですので、 戦士、魔術士、聖職者、等々、色々な職業が存在します。
　
　・・・と、手元にルールブックがあれば良かったのですが、このシステム、買ったは良いけれど、 手放してしまった（北見のＨＳ研に送りました(^^;)）もので、詳細な記事を書くことが出来ませんでした。 より詳しいゲームシステムを知りたい方は、是非、ルールブックその物をご購入下さいませ。 あと、ゲームの世界は、TCG版と同じですので、そちらの方も参考にしてみては如何でしょうか？

　２２の使徒「アルカナ」は「闇」に砕かれ地に堕ち、天も地も、 そして、人の心も「闇」に侵された世界「ハイデルランド」において、「闇」に侵されたその身を開放せんとする 「アルカナ」の意志を継ぎ、その変わり身である「聖痕（ステイグマ）」を身に宿した「エングレイヴド」と、 「闇」に侵され、己の欲望のために、過ぎた数の「聖痕」を求める「殺戮者（マローダー）」との戦いの物語。 それが、この「ブレイドオブアルカナ」です。
　作者が、「トーキョーＮ◎ＶＡ」の鈴吹「社長」太郎氏なので、 大半が「Ｎ◎ＶＡ」を彷彿とさせる（演出重視の）システムとなっています。 その分、「Ｎ◎ＶＡ」ユーザーには理解しやすいかもしれません。
　とは言え、「Ｎ◎ＶＡ」とは違い、ダイスを用いた判定システムを採用していますので、 従来のＴＲＰＧユーザーにも理解しやすいものとなっています。
　ただし、世界観が、コテコテの「ヒロイックな」ファンタジーとなっていますので、 某「ドラまた」(笑)のような「ライトファンタジー」に慣れたユーザーには、とっつき難いかもしれません。
まぁ、その辺は、遊ぶ方々のプレイスタイル如何によりますけれど、 ライトユーザーの皆さん。たまには、「ディープ」なファンタジーを遊んでみては如何でしょう？

　余談ですが、Ｄ-sakuさんと進めている「とある企画」において、私、 世界設定を担当させてもらっているのですが、この「ブレカナ」の影響を十二分に受けております。
故に、どこかで聞いたような「キーワード」が山ほどあったりもするのですが、頑張って、「真似っこ」に ならないように、気を付けて「設定」を作成しました・・・。
　近々、「企画」も公開できるでしょうけれど、くれぐれも、「『ブレカナ』のパクリだ」などとは言わないでね(願)

　「天に『紅い月』瞬く刻、世界は危機に晒される・・・」

　はい、きくたけ先生と言えば、「世界滅亡の危機」抜きで考えられませんね(爆)
　今度の「世界」は、現代地球・・・と、限りなく近い「地球」で、ＰＣたちは、「紅い月」から人々の持つ 生体エネルギー「プラーナ」を奪取に来る「エミュレイター」を退けなければいけません。 ただし、「エミュレイター」に対しては、科学技術と言う「常識」は通用しません。「エミュレイター」に 唯一対抗できるのは、同じ「常識(『魔法』とも言います)」を持つＰＣたち「ウィザード」だけなのです。
　さて、ゲームシステムですが・・・、99.8％は、まんま「セブンフォートレス」です(笑)「Ｓ＝Ｆ」のＰＣの コンバートルールが存在するぐらいに、両者のルールの違いはほとんどありません。「フォートレスルール」も あれば、「足がくさい」の特徴も健在です(苦笑)
　故に、このシステムは「現代版Ｓ＝Ｆ」と捉えておくと無難かもしれません。 逆に言えば、「Ｓ＝Ｆ」と同様に「熱い」遊び方ができるシステムであるともいえるでしょう。