●基本路線●
基本的には、PC達が「人捜し」の依頼を受けると言うシナリオとなります。
かつて、あるA(仮名)氏は、B(仮名)氏に良くしてもらった過去がありました。そのおかげでA氏は成功し、
裕福な暮らしを送ることができるようになったのです。
A氏は、かつてのお礼をするために、PC達にB氏の消息を調べ、見付けて欲しいと依頼することにしました。
●アレンジ●
さて、このシナリオネタですが、このままB氏を見付けてめでたし・・・でも構わないのですが、
A氏が、もし、悪い人間だったとしたら、どうなるのでしょう?
かつて、B氏がA氏に起死回生となる重要な品物(情報でも構いませんが)を一時的に(いずれ返すと言う約束で)受け取っており、このおかげで、大成功を納められたとします。
A氏は、この品物の力を使って、私利私欲に走り、当然、B氏に返そうなどとは思わなくなってしまいました。
そんなある日、B氏が自らその物品を返却して欲しいとやってきました。A氏は、当然B氏を疎ましく思い、
あばよくば、排除してしまいたいと考えます(なにしろ、B氏はA氏の弱みも握っているのですから)。
しかし、少ない手がかりを頼りに発覚したB氏の居場所は、A氏が直接赴くには、とても危険な場所だったのです。
そこで、A氏は、PC達を使って、B氏を連れ出そうとしているわけです。
B氏はA氏に貸し与えた物品の正体について決定する時、案外悩むかもしれませんが、ファンタジー系の世界観ですと、
「人に幸せを与える魔法のアイテム (笑)」の一言で済ませられますので、結構楽になるかと思います。
●コメント●
このネタは、ある意味、定番のネタだとは思うのですが、結末に関してかなりの数のパターンができると思います。
基本路線のままなら、B氏の元へ辿り着く(あるいは、A氏の元て戻る)までになにかアクシデントが発生する。
アレンジにある路線で行く場合ならば、A氏の息のかかった刺客との戦闘など・・・、色々と考えられると思います。
結局は、どういう路線で行くかによって、結末が大きく違ってくると思いますので、頑張ってアレンジしてみて下さい(^^;
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