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さて、ＪＲ伊勢市駅を降りて気がついたのですが、「伊勢神宮」には、天照大御神を祭る「内宮」と、 豊受大御神を祭る「外宮」の二つがあります。さて、どちらを先に行くかを迷いましたが、駅に程近い「外宮」は、 帰りに参拝するとして、先に、五十鈴川沿いの「内宮」へと赴くことにしました。 伊勢市駅前からは、市バスで移動したのですが、参拝者の多いこと多いこと・・・。 「内宮」へ続く道は、多数の自動車で渋滞状態となっており、いかなバスでも遅々として進まない状態でした。 それに業を煮やしてバスを下車。自分の足で進むことに・・・程なくして到着。 バスを降りて、わずか数百メートル先が「内宮」の入口となっていたのでした。 （それでも、バスよりも早く到着しましたけれどね♪） 
鳥居を潜ると、すぐ橋になっています。この橋は、五十鈴川を渡るためのもので、 この橋を渡ると、そこはもう、「伊勢神宮・内宮」の敷地です。 なお、この五十鈴川には、河原沿いに降りることも出来ます。実際に降りてみて、 びっくりしたのが、その清らかな透明度！まさしく、「清流」と称えてしまいたくなるほどの、 透き通った水が流れているのです。さらに、びっくりしたのが、この河原沿いに鯉が棲んでいるいることです。 池や沼ならいざ知らず、川を泳ぐ鯉は、それこそ、生まれて初めてお目にかかりましたよ、私ぁ・・・(^^;  川から上がり、再び参拝路を進むと、いよいよ、神宮としての建物が見えてきました。 「御手洗」、「神楽殿」、そして、順路の先には、いよいよ、天照大御神を祭る「正殿」が見えてきました。 残念ながら、正殿を写真に収めることは、(神社仏閣では当然ですが)「撮影禁止」のため断念しました。 正殿は「かやぶき」の屋根になっており、 それこそ、「大和民族」の主神を祭るにふさわしい作りとなっていました。これぞ、古来より伝わる「日本の神殿」 と言った風情の建築でしたよ。 
ところで、「内宮」には、この「正殿」の他に数柱の神様を祭ってあるのですが、 その一つ、「天照大御神・荒御霊」を祭る「荒祭宮」へと赴きました。森林の合間にぽっかりと 佇む神殿でしたが、こちらでも、しっかりとお参りしてきました。 ・・・しかし、正殿の時よりも、より多くのお賽銭を入れた私って、いったい何・・・？(笑）  そんなこんなで、時計を見ると、１２時を回っていましたので、そろそろ「内宮」を後にすることにしました。  伊勢「内宮」を後にして「外宮」を目指すわけですが、その参路沿いには、実に様々な「見どころ」があります。 そのひとつが、思わず「懐かしさ」を感じさせてくれる「おかげ横丁」です。 昔懐かしい駄菓子やおもちゃ、茶屋に乾物屋に洋食屋。じつに色々なお店が軒を連ねているのですが、 そのどれもが、思わず「ここは、江戸時代か？」と思わせるような佇まいをしているのです。(「洋食屋」さんのみ例外) この横丁には、かの有名な和菓子「赤福」を扱うお菓子処「赤福」の本店があります。今回はこの「赤福」へ一服しに、 行ってきました。「赤福×３ヶ（お茶付き）」で２３０円は、観光地のお店としては、かなり良心的だと思いますが、 やっぱり、茶屋で食べる和菓子は、最高ですね(^^ さて、「おかげ横丁」から、バスで戻ること２０分。（実は、途中で「猿田彦神社」という所にも寄りましたが） ようやく、伊勢神宮「外宮」へ到着しました。外側からの外見は、「内宮」とほとんど同じで、「なるほど、どちらも 『伊勢神宮』か」と、納得してしまいました(笑） 調べたところによると、今から1500年前に、建立された神社であり、ここで祭られている神「豊受大御神」は、 食物を司る神様です。そう言えば、「古事記」にも、食物を司る神様が描かれていたと思いますので、 おそらく、その神様なのでしょう。 
このような感じで、「内宮」「外宮」共に参拝してきました。季節が、「梅雨」間近の５月中旬であったため、 気持湿度が高かったような感もありましたが、そこの空気の良さは、肌で直に感じることができました。 これで、「伊勢」「明治」「鹿島」と、３代神宮を全て参拝し終えてしまいましたが、 次は、どこへ行きましょうかね。 ・・・いっそ、出雲や日光の方まで行ってみたい気もしますが、 それはそれ、しっかり予定を立てて行きたいと思います。 なお、今回の神宮参拝で、まともに遭遇した巫女さんは、残念ながらおりませんでした・・・(^^;  |