螺旋階段を駆け下りて来る一同を、終着地点の最下層から愉快そうに眺める一人の人物・・・。
GM それは、《ザ:カラミティ》土屋その人ですね。
素直 おっ。えぇと、3階程度(7〜8m)の高さになったら飛び降りるわけですよ、我々(笑)
彩 先に飛び降りさせてもらっていい?
素直 オゥ。
勇次 3階くらいの高さから、トゥと飛び降りて、スタッと立ち上がる。
素直 いい事を教えてあげましょう。私が飛び降ります。すると、地面に激突する瞬間に、黒い重力場・・・反重力によってフワッと減速するわけですよ。そして、ストッと軽く着地するわけですね。
GM ふむ。
これは、素直が、重力を制御するバロールシンドロームを持つからこそ可能な演出です。能力の拡大解釈ではありますが、あくまで演出ですから、ルール的な茶々を入れることはありません(笑)
七志 OK、では・・・その重力場に乗って飛び降りる気はあるんですけど、ちょっと躊躇してしまって、その後に飛び降りるので・・・重力場が消えた後に、地面にベタン!と(爆笑)
卓人 うわぁ・・・。
◇ ◆ ◇
GM それでは、《ザ:カラミティ》こと土屋が・・・。
土屋(GM)「おぅ、やっと来たか・・・遅かったな」
勇次 遅い?
七志 いやぁ、わりかし早めに来たつもりなのですけど。
土屋(GM)「いや、まさか、シスターに『帰れ』と言われて、あっさりと帰るとは思ってなかったからなぁ」(←見てた?)
彩 「・・・何を言っているのかはわからないけれど・・・先生の言っていたものは、やっと見つけたわ」
土屋(GM)「ほう・・・そうか」
彩 「『自分で探せ』って言うから、少し時間かかっちゃった」
素直 自虐的な笑みを浮かべて「地雷にも引っかかったしな」
一同 地雷?
素直 あのでっかい、人型の(=佐代子様)地雷。
一同(笑)
土屋(GM)「?・・・由比、なんかやったのか?」
GM 振り返って背後に声をかける土屋、すると・・・。
由比(GM)「だめですよぅ―――先生、そんなにベラベラと話しては」
そう、言いながら、土屋の背後から現れる由比。その顔には、不敵な笑みが浮かべられていた。
素直 なるほど。
勇次 誰か引き連れてる?
GM いえ、誰も。
素直 ドリルだドリルだ―――。
卓人 おのれ、ドリル・・・。
七志 しかし・・・悪役の方がベラベラしゃべる時は、生かして帰さないって言う合図ですよね?
由比(GM)「・・・あぁ、そうとも言うわね」(笑)
朱子 「あなたも、《ザ:カラミティ》に組するのですか?」
由比(GM)「組する?・・・何を馬鹿なこと言っているの。組してるとかではなくで、あくまで強力関係。利害が一致しているだけなの」
七志 サバサバした関係ですねぇ。
素直 何となくわかるんだがなぁ「目を醒ましたいから?」とか、ボソっと言ってみたりするけど。
由比(GM)「そうよ〜〜〜」(うっとりと)
素直 ・・・当たったよ、怖いよパパ〜〜〜(爆笑)
GM うっとりとした彼女は、そのまま、背後を振り返ります。
勇次 そこには、紅い・・・。
GM うん。
彼らの背後には・・・。
紅い光を放つ水晶のような結晶の柱に、半ば埋め込まれている朝霧ひかりの姿があった。