M-11「礼拝堂の密会」 ScenePlayer=志道七志
GM はい、では、前の(彩の)シーンから、時間が少し進みますが、各々礼拝堂に到着します。
素直 わかりました、じゃぁ、私は礼拝堂の中で・・・。
GM 礼拝堂の中には、シスターがおります。
素直 では、礼拝堂に入って「ごきげんよう」と挨拶して、お祈りするふりをする。
七志 では、同じく「ごきげんよう」と、隣でお祈りのふりをするわけですよ。
GM(他の一同を見回し)・・・以下略?
卓人 以下略でございます。
朱子(うなずく=肯定の意)
勇次 礼拝堂の入り口から覗いています。
GM 覗いているだけでも、登場になるよ?
勇次 えぇ!?(おもむろにダイスを振る)
GM ・・・では、礼拝堂内に転校生4人が集まるわけですな。
素直 あやしい―――。
礼拝堂で女生徒がお祈りしているのは、別におかしくはありません。
ずいぶんと体格の良い女生徒が四人、横一列に並んでいる様は、異様ですが・・・。
素直 ・・・で、「検怪異使が、なんの御用でして」
七志 「そちらも、どのようなご用件でこちらへ?」って、バラしても良いかなぁ?「こちらも、それなりの用で来ておりまして、情報交換ないし、共同戦線を張りたいのですけど」
素直 「まぁ、その辺に関しては、やぶさかではありませんね」・・・普通の口調に戻っておくか、そろそろ。
七志 「ここで、あれ(=女口調)は、勘弁してくれ」(笑)
素直 「まぁ、良いでしょう。共同戦線ぐらいなら構いませんよ?」
七志 「双方にデメリットはないはずなので」
素直 「私たちは、あれですよ。この学園で起こっている連続失踪事件の真相を探っているわけです」
七志 「なるほど、では、こちらの方からも・・・」
素直 「まぁ、正直に言いますけれども、エージェントが一人、行方不明になっている程度の損害を被っているわけです」
七志 「なるほど・・・、こちらの方では、《赤眼(あかまなこ)の》・・・」
GM あかまなこ?
素直 《あか《き》まなこのたま》でしょうが!(笑)
七志 ・・・、「《紅き眼の珠》と言うものがありまして、《紅き眼の君(“君”のみ語尾上がり)》と言う者がおりまして・・・」
GM 《きみ(語尾上がり)》って言うと、なにか、違うもの(=黄身)を想像するけれど・・・。
七志 「実は、《紅き眼の珠》は、かの者の力の源なのですが、その《紅き眼の君》が、眷属と共にこの地に封印されておりまして」
素直 「なるほど」
七志 「しかし、最近になって、えぇ、《ざ:からみてぃ》と言う・・・」(笑)
素直 その発言には、素で突っ込んでおきたい!
勇次 素で間違ってる!(笑)
素直 「あぁ、それを言うなら、《ザ:カラミティ》のことでしょう」
七志 「あぁ、それです」(笑)
素直 「あなたの発音だと、ただの食い物屋に聞こえます」(笑)
七志 「それは失礼、横文字は少々酷なものでして・・・こればっかりは直しようがありません」
でも、ついさっき、「デメリット」って横文字を発言したような・・・。
七志 「で、その《ざ:からみてぃ》と名乗る輩が(笑)、良からぬ事を企てているようでして」
素直 「ふぅん・・・《ザ:カラミティ》ですか・・・ところで、《ザ:カラミティ》こと、土屋先生にはお会いになりました?」
一同(爆笑)
会ってはいますが、それと認識していなかったわけですね。
七志 「な、なるほど、すでに、ここに潜入していたのですか、その情報は、全然知りませんでした(笑)では、そちらのエージェントの失踪と、《ざ:からみてぃ》についてはわかりました」
素直 じゃぁ、そこで、ちらっとそっち(卓人を)見て・・・いるんだよね?
卓人(のプレイヤー) いますよ。
素直 「そっちはなにか、情報はあるかい?」
卓人 「まぁ、川宮さんが、生徒会長がクサいと睨んでいたので」
素直 おそらく、彼女は、オーヴァードだね。
卓人 「こちらの方でも、聞くだけは聞いてみたんだが・・・」
素直 ?
卓人 「怪談話がちょっとでてきて・・・」
素直 「それは、それなりに重要かもしれないよ?」なにせ、怪談話そのものの検怪異使がいるくらいだから(笑)
七志 えぇ、ハハハッ(笑)「では、私の方からも、《紅き眼の珠》と《緋幻華御前》を祭った祠のようなものがあるのですが、どうも、その上にこの学園が建っているようでして」
素直 「ふぅん?」
卓人 「で、その祠の所在などわかっているのでしょうか?」
七志 「詳しい場所までは、わからないのですけどねぇ」
卓人(のプレイヤー)さっき、言わなかったっけ・・・?
素直(のプレイヤー)さっき、思いっきり、その(祠の)上に教会が建ったってぬかしてましたよ、このGM(笑)
七志 ハハハッ、メモっておくべきですね、はい。「祠の上にこの礼拝堂が建っています」
卓人 「話を総合すると、あのマリア像が、どうも怪しいですね」
素直 「『血の涙を流す』とか言ってましたなぁ」
七志 「調べてみますか?あなたたち位の人数なら、隠せますが・・・」
GM そんなところで、《知覚》チェック。
素直 来ると思ったんだよなぁ・・・(笑)
おのおの、ダイスを振り始める一同、その結果・・・。
GM えぇ、バカみたいに成功した人もいるみたいなので・・・。
七志 はーい(←この人)
GM 礼拝堂の方に、誰か駆けて来る。
素直 ふぅん?誰だ?
七志 誰か来たみたいですね。しばらく、例の口調に戻りましょう。
?(GM)「素直さーん」
素直 誰?・・・(気付いた)オーケイわかった、では、すくっと立ち上がって「ごきげんよう、私に御用かしら、桜さん?」
一同(笑)
素直 OK、戻ってきた戻ってきた(笑)
桜(GM)「あぁ、やっと見つけたぁ」
素直 「どうなさったの?」
七志 「こちらの方は?」と、聞いてみたり(笑)
素直 「えぇ、ルームメイトの高津桜さん」(七志を指して)「こちら、前の学校で一緒だった志道七志さん」
桜(GM)「ごきげんよう」
七志 「ごきげんよう」(にっこり)
勇次 状況が状況だけにしかたないとはいえ、こいつらスゲェと思いながら見てる(笑)
素直 「で、どのようなご用件で?」
桜(GM)「えぇ(担任の)先生が、転校したての素直さんに、いろいろ伝えたいことがあると言うことで」
素直 ほぅ、引き離そうとしていやがるな、このGM(笑)じゃぁ、「まぁ、困ったわ」と、軽く顔を曇らせて、「これから少し用事があるの、しばらく遅れるって、先生に伝えてくださらないかしら?」
桜(GM)「先生もこれから、出かける用事があるって言っていたから・・・」
素直 ・・・チクショ―――ゥ(笑)おぉ、わかった、行ってやろうじゃないか・・・では、フゥっと溜息をついて、「ごめんなさい」とにこやかに言って「それでは、ちょっと行って参りますわ」・・・じゃあ、付いて行ってやろうじゃないの、コンニャロウ(笑)
勇次 そして、入り口でばったり会うわけだ。
素直 「ごきげんよう」とにこやかに笑って、ペコっとお辞儀をして行くわけだ。
勇次 「ゴキゲンヨウ・・・」(ワナワナ)顔が引きつっている。
素直 「では、後のことはヨロシク♪」と言って行きますよ。
勇次 「なんだ、あの野郎は・・・理解できんぞ・・・」と、中に入っていくさ。
素直 ところでGM?
GM ん?
素直 俺って退場でいいの?
GM うん。
素直 OK。