M-3「たぬきとドリル」 ScenePlayer=志堂七志

 

GM 次のシーンはじめまーす。

七志 えぇ、と、いう訳で―――。

素直 私はミルクホールでストレートティ(を飲んでる)ですよ。

七志 「で、さっきのカップルは、どういう条件で、あのような修羅場になったのですか?」と、ひとごとのように(笑)

素直 「そういう事は、聞かないほうが良いと思うわよ」とか言いながら、紅茶をすする。

 

 のっけから、会話の成立している七志と素直ですが・・・実は、先のシーン(卓人とひかりのシーン)の裏で、顔を合わせていたのです。七志→素直でロイスの関係であると同時に、お互い面識もあると言うことで、GMは、二人の合流を許可しました。

 

七志 「実は疑問がもう一つあるわけですが・・・」

素直 「えぇ、なにかしら?」

七志 「いや、一つではなく、二つです」

素直 「えぇ」

七志 「《なぜ、私はこの姿(女装)でここにいるのか?》《なぜ、あなたはそういう姿(女装)でここにいるのか?》と、いうことなのですが」

素直 ・・・なんか、似たような中身で・・・(笑)「えぇ、お答えしましょう」

七志 「いや、答えられなくとも、なんとなくわかったような気がしますが」

素直 「状況の整理をしたい意味でも答えさせてもらうわ。前者の質問に対しては、私が聞きたいわ後者の質問に対しては、私が聞きたいわ

一同(爆笑)

七志 「なるほど、前者の質問に関しては、僕も聞きたいです、後者の質問に対しては、僕も聞きたいです」(笑)

素直 「それと、あなた。一人称は、《わたくし》とか・・・《ぼく》と言うのは、男の子すぎてよ?」(笑)

七志 えぇと・・・「こういうところには、ちょっと疎くて・・・」

GM そういう話をしているとですね、「あら?ごきげんよう、川宮さん」と。

素直 えぇと〜〜〜(うろんな声で)誰でしたっけ―――?(笑)

GM 誰あろう、生徒会長の白川佐代子様でございます。

素直 じゃぁ、「ごきげんよう、白川さん」と言って、ぺこりとお辞儀を。

GM そういえば、今日は佐代子様に取り巻きが。

素直 わぉ(笑)

GM もっとも、一人だけなのだけど・・・いや、取り巻きってより『押しかけ女房』的だけど(笑)

七志 ガタガタ・・・。

素直 ・・・ドリル?(笑)

GM ・・・?あぁ、ドリルかぁ(笑)

七志 なんだ、ドリルって!?

素直 あぁ、ドリルってのは、わかるんだ。

卓人 なんだ、ドリルって・・・?

素直 『マリみて』、読め。むしろ、命令形ぐらいな勢いで。

 

 ドリル・・・「マリア様がみてる」に登場するキャラクターの一人、松平瞳子嬢を指す俗語です。なにしろ、その髪型が、縦ロール・・・『ドリル』と言ってよいほどの巻きようなのです(笑)なお、佐代子のオリジナルである小笠原祥子様の親戚でもあり、“お姉さま”と慕っている・・・と言う設定があります。

 

卓人 ・・・ドリル・・・。

ドリル(GM)「(甘ったれた声で)おねぇさま、この方たちは、どなたですかぁ?」(笑)

素直 えぇと、じゃ、白川さんに向かって「彼女は?」

佐代子様(GM)「あぁ、ごめんさない、彼女は一年の狭山由比さん」

素直 狭山由比ね・・・ほっほう!

七志 さっそく、メモって置こう。

佐代子様「だめですよ由比さん。初めて会う方に対して、失礼ですよ」

勇次 たしなめてる(笑)

素直 では、由比さんに向かって「ごきげんよう、私、昨日、転校してきた川宮素直(すなお)って言いますの」

七志 「ごきげんよう、私は志堂七志と言います」

ドリル→由比(GM)「ごきげんよう、素直さま、七志さま」・・・《ななし

七志 (名前)変えて良いですよ?

GM いや、七志のままで、氷室さんの影響入ってないので(笑)

七志 よかった―――!(笑)

由比(GM)「七志さまってお名前・・・男の方のお名前みたいですねぇ」

七志 「そんなことは、ありませんわよ」

素直 狭山さんですよね?「狭山さん、申し訳ないけれど、その点に関して、彼女、とても気にしているの、言わないであげてくれない?」

由比(GM)「あぁ、ごめんなさい、七志さま」

七志 「本当に男の子に間違われることが多くて・・・」(笑)

素直 「私も似たような名前なもので、ちょっとねぇ」と、憂鬱な表情で(笑)

佐代子様(GM)由比に「だめですよ由比さん。人は、誰だって気にしている事があるものですからね」と、たしなめてみたり(笑)

 

◇ ◆ ◇

 

素直(のプレイヤー)・・・なんで、俺、ここまでできるかねぇ―――!?(笑)

勇次 うるせぃ!(笑)

七志 俺もわりかしいける〜〜〜(笑)

素直 ハァハァ。なんてロイヤルな会話なんだ・・・。

勇次 プレイヤーは拒んでいるけれど、キャラクターは拒んでねぇからなぁ。

 

◇ ◆ ◇

 

佐代子様(GM)「ときに、素直さん、七志さん、今、お暇かしら?」

素直 「えぇ」

佐代子様(GM)「よろしければ、前の学校でのお話でも、お聞かせいただけないかしら?」

七志 ブッ!(笑)

素直 「えぇ、よろしくてよ?共学だったのですけれど、それでも、よろしいかしら?」と、予防線を張ってみました(笑)

GM 「お願いしますわ」と、佐代子様が微笑み、そして、談話が始まる・・・と、いうところで、シーンを切っておきましょう。

素直 はい。

七志 ダラダラダラダラ―――。

GM 次のシーンは、今まで出てない人たちの登場です。

素直 この二人(勇次&朱子)ね。

勇次 プレイヤーは、特にかまわんのだが、キャラクターが全てを否定している(笑)

 

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