OP-5 「闇に生きる者たちScenePlayer=志道七志&加茂朱子

 

偉い人(GM)「(やや高慢な口調で)志堂七志、並びに加茂朱子。これは“御前”より勅命である。心して拝聴せよ!」

素直(笑)

七志 はっ。

朱子 はっ。

 

ろうそくの灯りで照らし出された部屋に伏し、簾の向こうにおわす“主”に頭を下げ、かの君からの使命を待つ・・・。

 

GM ・・・二人であった。

七志 ふかぶか―――。

GM ここは、京都某所の地下にある・・・。

七志 ・・・地下(笑)

素直 地下、好きだなぁー(笑)

GM ・・・“御前の間”である(笑)

朱子 うぁ、基本―――。

七志 やはり、日本家屋は心が落ち着きますねぇ〜。

GM これこれ。ちなみに、二人の主様であるところの御前様は女性でございます。

 それはもちろん。

七志 お顔は見えるんでしょうか?

GM 簾の向うに着き、シルエットのみですね。

七志 なるほど、お顔を拝見したいところですがねぇ。

GM で、御前様からの使命を傍らの偉い人が伝えてきます。で、GM口調で続けますが、東京多摩地区にあるH市の・・・。

素直 ごめん、多摩でH市って、H野市か?

GM いやいや、H王子市のほう。

素直 あぁ、そっちのほうか。

七志 なるほど(笑)もう、丸わかり。

勇次 もうだめだ―――。

GM H市の美山の地に眠る《紅き眼まなこの珠》の復活を阻止すること。

七志 《紅き眼の珠》とは、何でございましょう?

GM では、【情報:怪怪異氏】で判定を。

七志(ころころ)16ですな。

GM うぃ、「平安の世から伝えられる妖珠。かつて、その力で平安京を恐怖に陥れた《紅き眼の君》の力の元とされ、かの君が検怪異使たちに倒された際、美山の地に、眷属 《緋幻華御前》と共に封印されたと伝えられている」

七志 緋幻華御前?

GM では、さらに緋幻華御前についても調べてもらえます?

七志(ころころ)10です。

GM 「平安の時代、美山の地に住まう異能の力を振るう白拍子。《美山御前》とも呼ばれる

素直 美山御前・・・ね。

七志 「最近、不穏な動きがあるのですか?」

GM 「あなたたちは・・・」と、ありがたくも御前様じきじきにお声がかけられます。

七志 ・・・それは―――(笑)恐れ多い事で〜〜〜。

御前(GM)あなた方も“レネゲイド”の事を存じていると思いますが、いつの世にも、その力を悪しき方に使う者がおります。その中で、《:カラミティ》と呼ばれる異能使いが、かの珠の復活を狙っているようなのです」

 

◆ ◇ ◆

 

素直(勇次と何事か話をしていて)・・・それは、君がUGNだからであって、ここは・・・何省だっけ?《夜狩省》って言ってしまいそうだ。

一同(爆笑)

 

 夜狩省・・・平安の世にあったとされる退魔機関のことです。「退魔針」(菊池秀行原作)等を参考のこと。

 

◆ ◇ ◆

 

GM いやぁ、やってることは一緒だけどね(笑)

勇次 むー、わかんないや。

七志 「して、《:からみてぃ》とは?」

一同(再び爆笑)

素直 お―――ぃ!その発音だと、申し訳ないが“辛味亭”だよ(笑)

七志 昔の発音だと、こんな感じかと。

御前(GM)「何でも鬼の力をその身に宿す兵(つわもの)と言われております」

七志 なるほど。

素直 “キュマイラ”があるって言ってやがる。“バロール”&“キュマイラ”かもしれない・・・。

 

 ・・・見事な推理力、正解です(笑)この時点では、言えないですけれど。

 

御前(GM)「《ザ:カラミティ》の野望・・・かの珠の復活を何としても阻止してください。かの珠が復活したならば、この世に大きな災いが訪れることでしょう・・・」

七志 深く礼をして「はっ、しかと拝命いたしました」

御前(GM)「よろしくお願いしますね」

七志&朱子「はっ」

偉い人(GM)「(高慢そうな口調で)御前様の御心とお言葉、しかと心にせよ!」

勇次 うわぁ・・・。

七志 上から命令してくる、御前様の横の人、ウザイ―――(笑)

偉い人(GM)「時は一刻を争う、すぐに出立いたせよ」

七志 ははっ・・・。と、言うわけで・・・、朱子さん、行きましょう〜。

素直 ・・・ゆるっ!(笑)

勇次 ユルいなぁ、本当に。

七志 では、御前様の間から出て、ユルユルと出発します(笑)

GM と、そこで「おぉ、まてまて」と偉い人。

七志 はっ?

朱子 なんでしょう?

偉い人(GM)「かの地において・・・」

素直 ・・・ハハハハっ(←気付いた)

七志 ・・・まさか?まさかまさか!?(←気付いた)

偉い人(GM)「お前たちが検怪異使であることが知られてはならん。よって、かの地で身動きしやすいように手を打ち、仮の身分を用意した」

七志 なるほど!(笑)

偉い人(GM)「出立前に・・・」

一同(爆笑)

偉い人(GM)「・・・用意した装束等を受け取っていくように」(大爆笑)

勇次 彼らは気付いていない、それが地獄への鎮魂歌(レクイエム)であることを!(爆笑)

朱子 わかりました〜〜〜。

七志(のプレイヤー)じょ〜〜〜!(泣)

偉い人(GM)「御前様の名に恥じぬ働き、期待しておるぞ!」

朱子 はい〜。

七志 はっ、お任せを!

勇次 ・・・このときは、まだやる気があったはず・・・だが!(笑)

七志 御前様からの直々の命令だからなあ、ちゃんとこなさないと、どんどん見限られちゃうからなぁ・・・(笑)そうなると、弟や妹がうるさいんで〜。いや、“装束”を見た瞬間・・・(笑)

素直 いや、俺は普通に着ていったよ?ノリノリで女装したさ!(笑)

朱子 では、いきましょうかぁ〜?

七志 そうですね、行きましょう。

GM そして、旅立っていったのである。

 

◆ ◇ ◆

 

素直 やった〜、女子高に合法的に忍び込んだ〜(笑)

 

間違っても、“合法的”ではないと思いますが・・・。

 

GM はい、ではオープニングフェイズ終了します。

素直 オープニングだけで、プレイヤーにこれだけダメージ与えてどうするんだ!?(笑)

七志 まったくですな。

勇次 今回のオープニング、本当にダメージでかかったぞ。

 女に設定しておいてよかったー。

GM だいじょうぶ、オープニングに一時間なんて普通だね

素直 いや!普通は30分くらいだ!(笑)・・・いや、次々。

GM うぃ、次行こう〜〜〜!

勇次 ・・・あんまり、行きたくない気もするけれど(笑)

 

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